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2018年8月 9日 (木)

関屋記念(GIII)、エルムS(GIII)の展望

 関屋記念(GIII・新潟芝1600m(外))は夏の新潟で行われるマイル重賞。競走名にある関屋は、旧新潟競馬場があった新潟市の関屋地区に由来する。新潟競馬場は1964年(昭和39年)に現在の地に新築移転され、関屋記念が創設されたのは、その2年後の66年のことになる。創設当初は芝2000mのハンデキャップ競走だった。施行距離や負担重量には変遷があり、マイルの重賞として定着したのは75年から。グレード制が敷かれた84年になってGIIIに格付けされた。00年には新潟競馬場が大規模な改修工事に入り、この年は福島の芝1700mで施行されている。翌01年に新装新潟競馬場がデビューし、右回りだったコースは左回りに変わった。関屋記念が行われる外回りコースは直線距離が659mで、これは日本の競馬場で最長になっている。12年からは、サマーマイルシリーズの第2戦の役割をつとめることになった。
 第1回の覇者はセエチヨウ。07年には、のちに天皇賞(秋)とマイルチャンピオンシップを勝ことになるカンパニーが制していて、前6年の勝ち馬は、ドナウブルー、レッドスパーダ、クラレント、レッドアリオン、ヤングマンパワー、マルターズアポジーとなっている。
 第53回の今年は15頭が登録して15頭立てになった。ウインガニオン、ロードクエスト、ヤングマンパワー、フロンティア、プリモシーン、チェッキーノ、ジョーストリクトリと、重賞勝ち馬は7頭。他にもエイシンティンクル、ショウナンアンセム、リライアブルエース、スターオブペルシャ、ワントゥワンなど、実力馬がそろっている。外回りの長い直線をいっぱいに使った追い比べは見応えあるものになるだろう。
 エルムステークス(GIII・札幌ダ1700m)は札幌競馬場で争われるダートの重賞。競走名は北海道と本州の山地に自生するハルニレ(春楡・別名ニレ)に由来する。ハルニレは英名で?Japanese Elm?(ジャパニーズエルム)と言う。創設されたのは1996年(平成8年)で、第1回はシーサイドステークスという競走名で函館競馬場のダ1700mで行われた。翌97年にそれまで札幌→函館だった北海道開催が函館→札幌に入れ替わり、施行場所が札幌になって競走名も現行のエルムステークスに変わった。
 第1回の覇者はキョウトシチーで、以降、バトルライン、タイキシャーロック、シンコウスプレンダ、プリエミネンス、アドマイヤドン、パーソナルラッシュ(04年、05年と連覇)、ヒシアトラス、メイショウトウコン、フェラーリピサといったダートの強豪が戴冠している。前6年の勝ち馬は、ローマンレジェンド(12年と14年に制覇)、フリートストリート、ジェベルムーサ、リッカルド、ロンドンタウン(日本レコードを更新)。
 第23回の今年は14頭が登録してフルゲートの14頭立てになった。中央で重賞勝ちがあるのはロンドンタウン(エルムS)、リッカルド(エルムS)、モルトベーネ(アンタレスS)、メイショウスミトモ(シリウスS)で、地方の交流重賞を勝っているのがミツバ、アンジュデジール。他にもハイランドピーク、リーゼントロック、ドリームキラリ、アルタイル、ディアデルレイなど、ダートの実力馬がそろっている。秋に控える地方の交流GIや12月に中京で行われるチャンピオンズカップにつながる戦いとして注目したい。

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